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「メルマガ」 or 「LINE公式アカウント」
これまで弊社(私)はずっとB to Bのビジネスを中心に行ってきており、メルマガには注目していました。
ただ、恥ずかしながらLINE公式アカウントはほとんどノーマークでした。
最近、スモールビジネス向けのWeb集客を教えることが多くなり、主催する勉強会ではメルマガやメルマガのステップ配信をお教えしていました。
ただ、勉強会のメンバーから「LINE公式アカウント」も教えて欲しいとリクエストが複数あがってきました。
確かに勉強会のメンバーのお客さん(ターゲット)は「一般消費者(Consumer)」や「個人事業主や小規模法人(Small Business)」であるケースが多く、メールよりもLINEの方が情報を伝えやすい状況にあります。
そこで、「LINE公式アカウント」と「LINEステップ配信」について詳しく調べ、実際に勉強会のメンバーで試してみました。
結論として、これから始めるなら「メルマガ」よりも「LINE公式アカウント」です。
もちろん両方をやった方がいいですが、優先順位をつけるなら、まずは「LINE公式アカウント」です。
ただ、お客さん(ターゲット)がある程度の規模の法人の場合、LINEで情報を伝えることは難しので、お客さんが「一般消費者」や「個人事業主・小規模法人」の場合の話になります。
LINE公式アカウントの基礎知識
そもそもLINEとは?
- 基本は個人間でコミュニケーションをするアプリ。
主にスマホで使用され、無料でメッセージのやり取り、電話が可能。 - 月間ユーザー数9,400万人(2022年12月末時点)で、日本の人口の約76%が使っている計算。
日本ではインフラの一種になっている。 - 年齢は10代〜60歳以上までさまざまな年代の人が利用している。
- 1日に1回以上、LINEを利用するユーザーは約85%(2021年12月末時点)
非常にユーザーの利用頻度が高いサービス。 - LINEでしか接点を持てないユーザーも数多く存在する。
そもそも「LINE公式アカウント」とは?
- 企業や店舗用のLINEアカウントのこと。
- コミュニケーションアプリ「LINE」上で企業や店舗がアカウントをつくり、友だち追加してくれたユーザーに直接情報を届けられるサービス。
- 以前(2019年4月まで)は、
①大企業向けの「LINE公式アカウント」
②中小企業・店舗向けの「LINE@(ラインアット)」
の2種類が存在したが、現在は「LINE公式アカウント」に一本化されている。 - 個人でも作成することが可能なので、個人事業主も利用可能。
- 商用利用が可能。
「LINE公式アカウント」と「個人アカウント」の違い
LINE公式アカウント | 個人アカウント | |
---|---|---|
商用利用 | 〇 | × |
チャット機能(1対1) | 〇 | 〇 |
メッセージ一斉送信 | 〇 | × グループを作成しての送信は可能 グループの参加者が分かってしまう |
メッセージの予約投稿 | 〇 | × |
クーポンの配布 | 〇 | × |
ショップカード(ポイントカード)の作成 | 〇 | × |
レポート機能 | 〇 | × |
ビジネスで使用するなら「LINE公式アカウント」が必須となります。
「メルマガ」と「LINE公式アカウント」の比較
メルマガ | LINE公式アカウント | |
---|---|---|
ターゲット | B to B、B to C | B to C、B to Small B、C to C メールをあまり使わないユーザー層にもリーチ可能 (若年層、主婦、ITが苦手な中高年など) |
文字量 | 長文OK | 短文のみ |
到達率 | LINEよりも低い | 100% |
開封率 | 15~20% | 50~70% |
リスト獲得 | 可能 メールアドレス取得 | 不可 ブロックされたら終わり |
特記事項 | 若干時代遅れ感がある。 開封率を上げる工夫が必要。 | 突然のアカウント停止あり。 メールアドレスの登録も促す工夫が必要。 長文は別サイトへのリンクで読ませる。 動画との組み合わせが有効。 |
LINE公式アカウントを優先すべき理由
「メルマガ」よりも「LINE公式アカウント」での情報発信を優先すべき理由は以下の通りです。
- 到達率が「LINE公式アカウント」の方が圧倒的に高い!
- 開封率も「LINE公式アカウント」の方が圧倒的に高い!
- つまりユーザーに届きやすく、目を通してもらいやすい!
- LINEはスマホで使うことが多いため、場所や時間の自由度が高い!
移動中やすきま時間などでも情報を受け取ってもらえる。 - 幅広い層に情報を伝えられる。メールをあまり使わない層にも情報を伝えられる。
- 動画との相性が良いため、長い文章を読むことが苦手なユーザーにも情報を伝えられる。
ということで、今後は「LINE公式アカウント」及び「LINEステップ配信」に関する情報も、どんどんお届けしていく予定です。